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「イタリア展」と「スペシャル・ワインディ」No.3 スペシャル・ワインディ!(#12-IT-W) [グルメ]

ソネブロ会員の皆様、こんばんわ。

一日遅れましたが、「イタリア展」と「スペシャル・ワインディ」の第3回のお話をさせて頂きます。
このタイトルの最終章(フィナーレ)です。
テーマは「スペシャル・ワインディ!」

まず伊勢丹恒例の「イタリア展」のことですが、これは素敵なブログ記事をお書きになっているDoloresさんが「イタリア展」に行かれた記事があり、それで「イタリア展」が10日まで開催されていることを知りました。
Doloresさん、情報をありがとうございました。

スペシャル・ワインディの料理を紹介するまえに、「No.1 序章」で掲載しました購入の「イタリア野菜」の画像を再度アップいたします。

(「イタリア展」で買ったイタリア生野菜の全て)




ここで皆様にお詫びをしなければいけません。
上記の生野菜は私自らが軽く水洗いしてからざるに乗せたものですが、
もう1品買った野菜を乗せ忘れてしまいました。
それは「紫タマネギ」です。
次ページで「野菜のグリル」画像が掲載されますが、
その中には当然入っております。
大変失礼しました。



(1)料理紹介
まず購入したイタリア産の生野菜やチーズ等をどう料理するかですが、
これもDoloresさんが購入したイタリア野菜を参考してほぼ同じ野菜を買いました。
それはDoloresさんのブログに買った野菜の料理方法(レシピ)が掲載されていたからです。
下記ブログサイトがそのレシピが掲載されているURLです。

10月8日掲載:「ポルチーニのパスタ or オリーブオイルの選び方」
http://blog.so-net.ne.jp/cuvee_mon_felicite/2006-10-08-1

Doloresさんのブログに、同じレシピを使わせて頂く旨のコメントをいたしました。
私が言うのもなんですが、家内は料理が上手ですので全て家内に任せました。
(私は包丁を持つことはないので、いつものことですが。)
8日掲載のレシピは3つ掲載されていました。

1、 野菜のグリル
2、 カプレーゼ
3、 フレッシュポルチーニのタリアッテーレ

まず「野菜のグリル」の料理から始めました。
(食材の個別説明は前回の【No.2 買い物】をお読みください。)

食材は、カーボロネロ、ラディッキョ・タルディーボ、人参、エシャロット、紫タマネギ。
人参は火が通りにくいのでやや薄めにスライスしました。
この4種類の野菜にバルサミコ酢、エキストラバージンオイル、
そして買ったニンニクのスライスを少々入れて、少しの時間マリネにしてからグリルで焼きました。
ガスオーブンで30分くらいグリルしましたが、カーボロネロは葉ものですので焼き上がりが早く、途中で先にオーブンから出しました。
あとは固い人参に火が通るのをこまめにチェックしました。
出来上がり直前に先程出したカーボロネロをオーブンに戻しました。
出来上がったのが下記の画像です。
メニューその1「野菜のグリル」です。
生野菜をグリルして食べたのは今回が初めてです。
紫タマネギもエシャロットも人参も甘かったです。

(焼きたてのあつあつ)




同じくフレッシュポルチーニもグリルしますが、Doloresさんと同じく香りを楽しむ(日本の松茸と同じです)ため、カルトッチョにしました。
カルトッチョとは、クッキングシートで食材を包み、グリルで焼いた料理のことで、イタリアでおなじみの料理です。
少しオリーブオイルを入れて、上記野菜のグリルと同じオーブンに入れました。

クッキングシートでポルチーニを包むのですが、きちんと四角に包みます。
そうしないとグリルしているうちにシートが開いてしまったり、中の旨味が逃げてしまうことがあるからです。
野菜のグリル中に後からオーブンに入れて15分位グリルしました。
「フレッシュポルチーニのカルトッチョ」の完成です。

グリルしたばかりのカルトッチョ、早速包みを開けますと、感激な出逢いが待っていました。
それは包みを開けた瞬間に初めての芳醇なポルチーニの香りでした。
そしてポルチーニの下の包みには美味しそうな蒸し焼きした汁が。
もうこれだけで、大満足でした。
ちょうど日本の松茸のように「香りを楽しむ」茸なのですね。
メニューその2「ポルチーニのカルトッチョ」の出来上がりです。
そのカルトッチョの画像を。

(焼きたて、包んだ状態)




(包みを開けた瞬間)
初めて味わう香しい感激な出逢いが待っていました。
この芳醇な香りは、言葉では表現できません。
すみませんです。




(アップ画像)
下にポルチーニから出た汁が.....。






同時進行で、「カプレーゼ」と「フレッシュポルチーニのタリアッテーレ」の料理をしました。

水牛のモッツァレラチーズとトマトの輪切りを交互に並べ、上にバジルの葉で飾り、そこへエキストラバージンオイルをかけました。
メニューその3「カプレーゼ」の完成です。




(アップ画像)





さてメニューその4「フレッシュポルチーニのタリアッテーレ」です。
Doloresさんのレシピどおり、タリアッテーレ(細くて平たいパスタ)を使用し、ポルチーニをスライスして味付けにバターとオリーブオイルとニンニク少々で炒めて、白ワイン(買ってきたソアーヴェ)を加えて、パスタの茹で汁をソースにします。
完成した「フレッシュポルチーニのタリアッテーレ」がこれです。



(アップ画像)




パスタがなかなかアルデンテにならず、家内も苦労したようです。
我が家も通常のスパゲッティー用のパスタやペンネ、ファルファッレなら料理で使ったことがあるのですが、
このタリアッテーレは初めてなので、茹で加減が判らなかったのです。
タリアッテーレの箱(Barilla社製、パルマ)をみると、茹で時間が6分と記載がありましたが、
実際には6分ではまだまだ全体的に固かったのです。
出来上がった「フレッシュポルチーニのタリアッテーレ」、パスタがアルデンテではなく、気持ち柔らかくなってしまいました。
やはり本当は6分でよくてあとはその後の余熱でアルデンテになったのかもしれません。
でも平麺とスライスしたポルチーニとの相性はよく、美味しく頂けました。



(2)ソアーヴェ(白ワイン)を選んだこと

9日は祭日で最終日の前日とあって、催物場は人、人、人で、
大盛況。
No.1でお話しましたが、出店のピザ屋さんの行列が10時20分には階段の下まで並んでいました。
開店は10時30分なのに。

そんな中でまずは生ポルチーニ確保が最優先でした。
「イタリア展」の大目玉でもあります。
従って白ワイン選びは一番最後になってしまいましたが、これが正解でした。
何故ならワイン売り場コーナーは沢山の業者のブースが並び、ワインの試飲ができるからです。
10本以上の白ワインを試飲しました。
先にワインの試飲をしていたら、多分後の買い物がきつかったと思います。
試飲で少し良い気持ちになってしまいまして、後で母から「顔が真っ赤だよ」って指摘されたくらいです。

イタリアの野菜中心の料理、特にフレッシュポルチーニを初めて頂くからには、
その料理に合った白ワインの選択が大事です。
ポルチーニの素晴らしい香りを壊さないワイン、それはコクのある白ではなくやや軽めの辛口ワインがいいと思いました。
予算は1,500円以内と決めてました。
そうして探していましたら、お馴染みのイタリアの白、ソアーヴェに出逢ったのです。
元来ソアーヴェは「若飲みタイプ」、ですからポルチーニの香りを壊すことはないと判断しました。
ところが試飲してみると、ワインの色合いが薄黄金色、しかもアルコール度数が12.5%もあるのです。
果実味豊かですっきりしてはいるもののややコクもあり凝縮感を感じました。
美味しい! でもこのワインでいいのだろうか? 
と躊躇したのです。
しかも値段は1,995円、と予算オーバー.....。
結局迷ってしまい、このワインを購入第一候補にして他のブースをまた数店廻りました。
すると今度はあのソアーヴェの印象がますます強くなったのです。
他のブースで試飲した白ワインは全てソアーヴェ以外のDOC又はI.G.T(DOCの一つ下の格付け)でした。
そして皆あのワインよりも軽く感じてしまったのです。
決断を迫られる時間になり、結局あのソアーヴェDOCを買いました。
そのワインがこれです。

銘柄:アジェダ・アグリコーラ・モン・デル・フラ・ボノモ 2004
生産者:モン・デル・フラ社(ボノモ家)

味わい等の詳細は前回でご紹介しましたので、ご覧くださいませ。

(ボトル画像)
ラベルを中心に撮ってしまいましたので、全体像は、前回の売り場のワイン画像をご覧下さい。




(ワインラベル画像)




ポルチーニとの相性をずばり言います。
このワイン自体はとても美味しく、同時に買った生ハム(プロシュート・ディ・パルマ)にはとてもよく合いました。
でもシンプルな野菜のグリルにはちょっと味わいが濃く感じたのです。
ポルチーニは香りがとても豊かな独特のものでしたので、ポルチーの香りを壊すことはありませんでしたが、敢えて言うならもう少し軽めの白ワインが良かったかもしれません。

ではその相性の良かった生ハム(プロシュート・ディ・パルマ)の画像を紹介します。
名前の通り、北イタリアの中心であるエミリア・ロマーニャ州の州都パルマは、美食の国の中でも「食の都」と称され、その美味の数々は世界中から注目されています。
その代表選手が生ハムなのです。
パン(パネ・マルキジャーノ)にはさんで食べてもいいですが、
お皿にレタスを敷き、その上に生ハムを飾りサラダ風にしました。
プロシュート・ディ・パルマも相当高価な食材でしたが、濃厚な味はもう忘れません。
美味しかったですし、ソアーヴェにもとてもよく合いましたから。

「生ハムのサラダ」の画像






(3)デザート
イタリア野菜料理づくしで、ワインとパネ・マルキジャーノを頂きました。
その後は、デザートとしてジェノバ(リグーリア州)の老舗菓子店、ピエトロ・ロマネンゴの砂糖漬け菓子の最高傑作「フルーツキャンディーダ」の枇杷1個を二人で仲良く頂きました。
切った枇杷の画像を見て頂ければ判りますが、半生に近い食感でフルーツ本来の味を堪能しました。
(「フルーツキャンディーダ」は、枇杷のほかに栗、オレンジ、イチジク等もありました。)

(枇杷を買った時の袋の文字)



(袋に貼ってあったシール)




(ナイフで切った枇杷)  2画像
すこぶるビューティーで濃厚な味でした!






「イタリア展」で買った野菜中心の料理を作ったのは、イタリア生野菜本来の味を知りたかったためで、とてもシンプルで簡単な料理でした。
ただ相当高額な出費となりましたが、1年に一度くらいの贅沢と考えることにしました。
伊勢丹の「イタリア展」、来年の秋が待ち遠しくなりました。
さあ、来年はどんな食材を買おうかしらん。
高価なポルチーニは今回堪能しましたので外し、他の野菜とパスタを使い赤ワインに合う料理をと思いました。

最終章(No.3)は長文になりました。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございました。


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コメント 7

mouse1948

HALさん、こんばんわ。
またお越しくださり感謝です。
次回はコメントも頂ければ幸いです。
by mouse1948 (2006-10-13 20:27) 

miho-rin

美味しさを目の前にして 食べられないので
生殺し状態ですぅ!!!
by miho-rin (2006-10-14 15:08) 

mouse1948

みほさん、こんにちわ。
nice!&コメントをありがとうございます。

すみません、せめてポルチーニのカルトッチョの香りだけでも送りたいです。m(__)m
by mouse1948 (2006-10-14 15:20) 

pandan

コメントありがとうございます。
おいしそうなものばかりですね、
食欲の秋なのでどれもいいですね。
by pandan (2006-10-14 19:35) 

mouse1948

pandanさん、こんばんわ。
お越し下さり、nice!&コメントをありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
by mouse1948 (2006-10-15 01:12) 

Dolores

レシピ、お役にたったようでよかったです〜。

カルトッチョ、やっぱり正解ですよね!

折角の力のある食材はそれがもっている持ち味を最高に引き出してあげたい
と思って考えついた料理法ですが、
成功だったと思います。

それにしてもmouse1948さん
とても丁寧な記録。
私なんておおざっぱなので恥ずかしい・・・

また遊びにきまーす!

来年のイタリア展も楽しみですね。
1日ではなく2日はかけていろいろ試したいですね。
あと三越も悪くないですよ。
ほどほどの混み具合で。
by Dolores (2006-10-19 10:21) 

mouse1948

Doloresさん、こんにちわ。
お越し下さり、nice!&コメントをありがとうございました。

イタリア展のことも、レシピも大いに助かりました。
おかげで生野菜のグリル、という我が家の初体験をさせて頂きました。
これからもワイン(特に赤)に合うレシピを公開してくださいませ。
期待しております。
by mouse1948 (2006-10-19 11:46) 

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