晩夏のある朝の物語

晩夏のある朝のことでした。
いつも早朝ウォーキングしているmouse1948という人が、
いつもと違うコースを歩いて、畑でニラを見つけました。
咲いていたお花はこれですが、食用には蕾みのものまででないと固い、
という情報をmouse1948は訊いてましたので、
蕾のニラを摘もうとしました。

そこへ「カマキリ」がやってきました。
カマキリ曰く、「この畑は俺の領分だ。無断でニラを摘むな！」。
とmouse1948に向かって言いました。

そして自分はせっせとニラを食べ始めました。

「カマキリさん、今晩の夕餉は餃子とニラ玉なんだ。
少しでいいので摘まさせてくれないか？」

するとカマキリは突然mouse1948の方に振り向き、睨みつけました。

「何を！！！」

そこへ「シジミチョウ」が１羽飛んできて、ニラの花に留りました。

シジミチョウがカマキリに言いました。
「この方も初めてニラを摘むようだし、そんな意地悪をしないでニラを少し分けてあげようよ。」

カマキリはまだ憮然としていましたが、シジミチョウと知り合いだったようで、
「まあ、いいか。」

mouse1948は言いました。
「シジミチョウさん、ありがとう！
このご恩は一生忘れませんから。」

こうしてmouse1948は、ニラの蕾みを摘んで帰ることができました。

mouse1948という人は、その晩、無事美味しい餃子とちょっと固いニラ入りの卵を夕餉にすることができました、
とさ。

コメント 3

mamiさん、nice!をありがとうございます。
9月４日の実際の出来事でして、
ニラ、カマキリ、ジジミチョウとの対面、特にカマキリが私の方に顔を向けた瞬間、
この物語を思いつきました。
記事内の「何を！！！」あたりでのカマキリの表情に笑って頂ければ、幸いです。
by mouse1948 (2006-09-06 13:42) 

nice＆コメントありがとうございますっ♪
こんなにリアルにカマキリ見たの初めてですっ。。
早朝ウォーキングいいですね☆
またブログ来て下さいねっ！
by (2006-09-06 18:04) 

カマキリめ、いじわるすると、ニラレバ炒めにするぞ～＾＾
by Baldhead1010 (2006-09-07 13:33)