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「君の誕生日に」           (1974年作詩)              [青春時代]


君の誕生日に

                          
遠く光る海に向って
君は駈けてゆく
そのさみしげな心はどこに住む?
そのさみしげな心は失った人の掌に

毀れた貝を
波に洗って
おいで 君の青春
おいで 君のファンタジー

君の可愛い悪戯に
僕は どこまで走ってゆこう
闇のなかにあって
潮騒は僕を困らせるだろう
砂の洪水があるだろう
それは 君の誕生日

夜が明けたら
僕は君に何を贈ろう






【後記】
今日から、私が詩人であった高校3年頃(1965年)から1975年頃までの青春時代に作詩したものを皆様に開示させていただきます。
個々の作品の完成度的には完全に「詩」といえるもの、「詩」のようなもの、「散文」的なもの、があるかもしれませんが、ここに開示するものはその全てを「詩」としてアップいたします。
心を開いて感じるままに、読んでいただければ嬉しいです。




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mami

今晩は~♪
詩人でいらっしゃったのですね~~ 
これからも楽しみにしています。
お越しいただきnice!を、ありがとうございました。(_ _)
by mami (2008-07-27 20:09) 

mouse1948

mamiさん、こんばんわ。
高校3年頃から作詩をはじめ、大学時代は文学研究会に4年在籍、その友と今もOB会をしています。
難解な詩もあるかもしれませんが、心の趣くままに感じていただければ幸いです。
by mouse1948 (2008-07-27 20:16) 

ヤス

若さゆえの不安や孤独、でも素朴な感じがとてもいいです。


by ヤス (2008-07-27 23:07) 

mouse1948

ヤスさん、おはようございます。
一遍の詩歌から人夫々の感性で享受するものがきっと異なるでしょう。
ヤスさんの感性に感謝いたします。
なお開示した詩の解説は一切いたしません。
皆様の感じるままを大切にしたいからです。
by mouse1948 (2008-07-28 08:09) 

旅爺さん

海の渚の思い出、それが今の奥様ですか?。
by 旅爺さん (2008-07-28 08:48) 

mouse1948

旅爺さん、こんにちわ。
申し訳ありませんが、開示した詩に関する私からの解説は今後もひかえさせていただきます。
by mouse1948 (2008-07-28 14:48) 

ホタルの館

詩人でいらしたのですね。
ブログをしていると、いろいろな方に出会うので、とても嬉しく感じています。

皆様の感じるままを大切にしたいから、解説をされないとのことですが、私もその考えに共感します。
解説を聞いて、自分が感じ取ったものとぜんぜん違っていると、がっかりするというか、イメージが変わってしまうというか、「ああ、知らない方がよかったな」と思うことが過去にあったからです。
かつて、国語の教科書に出てきた詩に関して、とても気に入っていたので、その方の詩集を買ってみました。
その詩集にはご本人による解説が載っていたのですが、読んでいるとイメージが違っていたのと、実際は思っていたものと違い、解釈を間違えたというか、知りたくない現実を知ってしまった感覚になり、ちょっと残酷だなという気分になったことがあります。

解説が悪いと言うわけではないのですが、それ以来、私は書いてあっても読まないことにしています。

長文・乱文失礼致しましたm(_ _)m
by ホタルの館 (2008-07-28 21:28) 

mouse1948

ホタルの館さん、こんばんわ。
私のメッセージにご理解いただきとても嬉しいです。
ホタルの館さんのおっしゃる通り、小説(創作)と詩とは異なります。
小説には1つのストーリーがありそれを楽しむものです。
ですが詩は理解するものではありません。
例え詩人が読者に伝えたかったことが異なっても、個々の読者の感性で享受したことを否定するものではありません。
詩は個々の心で感じるものですから。
by mouse1948 (2008-07-28 22:10) 

mouse1948

おはようございます。
お越し下さり、nice!&コメントをくださった全ての皆様に感謝いたします。
by mouse1948 (2008-07-29 10:48) 

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