「ワインのラベル蒐集」 No.9 チリのワイン(その1) [ワインを楽しむ]
ソネブロ会員の皆様、こんばんわ。
今回は豪州に続きニューワールドのチリのワインのラベル蒐集について掲載する予定でしたが、投稿記事が長文になりますので、2回に分けてご紹介させてください。
(その1)の今日は、チリのワインの産地と格付けについて、勉強しましょう。
ラベルのご紹介は次回(その2)でさせて頂きます。
(チリのファイル)
チリは南アメリカ大陸の西側に何千キロもの長さを持つ南北にとても細長い国です。
北はペルーに国境を接し、南は南極大陸まであります。
原住民の言葉で「世界の果て」を意味するChilliが国名の由来だと言われています。
最近ワインショップに行くとチリワインが沢山並んでいます。
チリは10年くらい前から「新世界」のワインのなかでもとても美味しいワインの産地として有名になってゆきました。
特にチリのカベルネソーヴィニヨンは『チリカベ』という言葉で一大ブームになりました。
そう世界的に有名なワイン産地の一つになったのです。
安くて品質の良いワインが多いのです。
しかし、こんなに南北に長い国ですからワインの生産が可能な地域も限られています。
南アメリカ大陸の地図でチリを黄色で示しましたが、その中でワイン生産の行われる地域はピンク色で示した、中部地区になります。
(チリの産地)
(1) チリのワインの生産地地図
ワインの産地は、チリの中央部の下記の5地区です。
1、 アコンカグア地区
サンティアゴの北に流れるアコンカグア川の流域のワイン産地です。
乾ききった土地ですが灌漑によって葡萄畑が作られ、ワインが作られています。
やや上流のペンケウエ地区にはエラスリス・ワイナリーの葡萄畑があります。
一方、やや下流のカサブランカ地区は海からの冷涼な風が入り込むため、カリフォルニアの北部やオレゴンのようにピノ・ノワールやシャルドネといった、ブルゴーニュ系の葡萄に適した気候となります。
未だこれからの産地ですが高品質のワインが期待されています。
2、 マイポ・ヴァレー地区
首都サンティアゴのすぐ近くで葡萄栽培も古くから行われています。
ワイン用葡萄の苗木をフランスから輸入したのが1855年と、あの葡萄の大害虫フィロキセラ流行の前だったため、現在でもチリの葡萄は世界でもフィロキセラの被害を受けていない自根による栽培が行われています。
マイポ周辺はかつては砂漠だったのですが、今は灌漑によって広大な農地が広がっています。
葡萄はカベルネソーヴィニヨンを中心とした黒葡萄が栽培され優れた赤ワインの産地として知られています。
サンティアゴの近くでは日本で人気の高いサンタ・カロリーナなどのワイナリーがあり、ちょっと南に下るとビルケにもう一つの著名ワイナリーであるコンチャイ・トロがあります。
他にもカネパ、ウィリアム・フェーヴル、サンタ・リタ、カルメンなど日本でお目にかかることの多いワイナリーが並びます。
3、 ラペル・ヴァレー地区
マイポ・ヴァレーの南、ラペル川とその支流に広がる地区です。
ワイナリーの数も多く、サンタ・モニカ、ヴィーニャ・ポルタなど日本でもお目にかかれるワイナリーが点在しています。
4、 マウレ地区
Mantaquito川とMaule川流域のワイン産地です。
クリコの町の周辺に高品質のワインを生産するワイナリーが出来てきています。
そのなかでもモンテス(ディスカバー・ワイン)はロンドンなど海外で評価の高いワインです。
日本でも入手でき、国際的評価にふさわしい品質を持っています。これからが期待される地域です。
5、 ビオビオ地区
ビオビオ川流域に広がる地域です。
チリではワイン生産の南端にあたります。
(チリの中部地区の産地地図)
(2)チリワインの格付け
1、法律の整備
チリにはワインの生産に関連した法律として1985年の法律第18.455号があります。
これはアルコールを含む飲料一般に関する生産、製造、商品化についての規則を定めたものです。
また、1994年12月に農業省が定めた法令464号がありますが、これはブドウの生産とワイン醸造の地域、原産地呼称の規則、ブドウの種類、収穫年、その他ワインの商品化や表示にとって大切な規則を定めたものです。
法令464号の一部に、チリにおけるブドウ生産とワイン醸造を地域化する制度が1995年1月から施行されており、ブドウ生産を行うヴァレーを定めています。
これは今日、原産地呼称(デノミナシオン・デ・オリヘン : D.O.)として知られているものです。
なお1998年5月6日に一部改正が行われたようですが、基本的な変更はないようです。
(チリにおけるワイン原産地呼称指定地域)
2、D.O格付けの条件
ワインのラベルにD.Oの格付けとして表記するには次の3つの条件のすべてを満たすことが必要となります。
A、 原産地のブドウを75%以上使用すること
B、 ブドウの品種を表示するため、その品種の75%以上を使用すること
C、 収穫年のブドウを75%以上使用すること
ではD.Oが表記されたラベルの画像を1枚紹介しましょう。
もっとも有名なコンチャイ・トロ社のシャルドネにしますね。
(カッシェロ・デル・ディアブロ・シャルドネ 2000)
「Chardonnay2000」の下に「D.O.CASABLANCA VALLEY」と表記があります。
チリ産のD.Oワインはこのように表記します。
D.O.カサブランカ・ヴァレー、ということになります。
なお上記の3条件を満たしていれば、D.Oの表記がなくてもD.Oとみなされるそうです。
D.Oの格付けの条件を満たさないワインは、テーブルワインとなります。
次回はチリの蒐集ラベルを掲載させていただきます。
《ビリーズブートキャンプ、エクササイズ報告》
7月14日にビリーズブートキャンプ入隊後、11月16日までのエクササイズ記録(第100日終了)は、下記URLをご覧ください。
http://blog.so-net.ne.jp/mouse1948/2007-11-17
【11月17日以降、ビリーズブートキャンプ・エクササイズ 報告】
文中「P.D」は「プロテインダイエット・プロジェクト」実施日(原則として月、水、金のみ)です。
「K.Z.C」は市営の「健康増進センター」のことです。また「C.S.I」は民営「クリーンスパ 市川」のことです。
入隊第101日目(11月17日) 「基本プログラム」第2日(55分:途中休息なし)
入隊第102日目(11月18日) 「応用プログラム」第1日(55分:途中休息なし)
入隊第103日目(11月19日) 「応用プログラム」第2日(55分:途中休息なし) & P.D(いちごミルク味)
入隊第104日目(11月20日) 「腹筋プログラム」第1日(36分:途中休息なし) & Exercise Walking30分+ジョギング30分(トレッドミル at K.Z.C。 スタート時に複数の筋トレマシンを使用)
入隊第105日目(11月21日) 「腹筋プログラム」第2日(36分:途中休息なし) & Exercise Walking30分+ジョギング30分(トレッドミル at C.S.I。 スタート時に複数の筋トレマシンを使用) & P.D(あじわい抹茶味)
入隊第106日目(11月22日) 「最終プログラム」(31分:途中休息なし) & Exercise Walking30分+ジョギング30分(トレッドミル at K.Z.C。 スタート時に複数の筋トレマシンを使用)
11月23日 休止 & P.D(トロピカルマンゴー味)
入隊第107日目(11月24日) 「基本プログラム」第1日(55分:途中休息なし)
11月25日 休止(友人と麻布へ撮影行)
入隊第108日目(11月26日) 「基本プログラム」第2日(55分:途中休息なし) & P.D(ミルクココア味)
入隊第109日目(11月27日) 「応用プログラム」第1日(55分:途中休息なし)
入隊第110日目(11月28日) 「腹筋プログラム」第1日(36分:途中休息なし) & Exercise Walking30分+ジョギング30分(トレッドミル at C.S.I。 スタート時に複数の筋トレマシンを使用) & P.D(まろやかバニラ味)
入隊第111日目(11月29日) 「腹筋プログラム」第2日(36分:途中休息なし) & Exercise Walking30分+ジョギング30分(トレッドミル at K.Z.C。 スタート時に複数の筋トレマシンを使用)
入隊第112日目(11月30日) 「最終プログラム」(31分:途中休息なし)を2セット
12月1日 休止
入隊第113日目(12月2日) 「基本プログラム」第1日(55分:途中休息なし) & P.D(いちごミルク味)
入隊第114日目(12月3日) 「基本プログラム」第2日(55分:途中休息なし)
入隊第115日目(12月4日) 「応用プログラム」第1日(55分:途中休息なし)
12月5日 休止
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私も週3回、実践しています。
takagakiさん、xml_xslさん、きぃ*さん、こんばんわ。
いつもお越し下さり、nice!をありがとうございます。
私も昨日まではチリにはワイン法がないと思っていましたので、一緒に勉強させていただきました。
by mouse1948 (2007-12-05 21:26)
thalerさん、こんばんわ。
いつもお越し下さり、nice!をありがとうございます。
by mouse1948 (2007-12-05 23:08)
チリ産の赤ワインが認知症予防には一番いいらしいです^^
by Baldhead1010 (2007-12-06 07:01)
おはようございます^^
最近は日本産の無添加ワインを飲んでいます。一寸物足りないジュースっぽいワインです。
by (2007-12-06 08:44)
隣のペルーでは飲んできました。
ペルーとチリでは大分味が違うかな?。
by お散歩爺 (2007-12-06 09:02)
Baldhead1010さん、こんにちわ。
チリ産と特定できるとすれば、赤葡萄のエキスが濃いからかもしれません。
それにしても認知症に赤ワインがいいとは初耳です。
私も来年は還暦、人ごとではないですから。
by mouse1948 (2007-12-06 11:34)
mimimomoさん、こんにちわ。
日本産の無添加ワイン、おそらく甲州市(旧勝沼を含む)産でしょう。
「一寸物足りないジュースっぽい」ワインでしたらアルコール度数も低いと思いますので、同じ無添加ワインでも値段がちょっと高めのワインを選ぶといいかもしれません。
旧勝沼産のワインも白を中心にかなり美味しいワインが増えています。
by mouse1948 (2007-12-06 11:46)
旅爺さん、こんにちわ。
ペルー産のワインとは珍しいですね。日本では入手でkないでしょう。
気になるのは南緯が赤道に近いのでブドウを生産してワインを作るには少し温度が高いのではないかと思われます。
by mouse1948 (2007-12-06 11:51)
nicoさん、k-sakamamaさん、かつぽんさん、レインさん、夢空さん、はっこうさん、ベアトラックさん、こんにちわ。
いつもお越し下さり、nice!をありがとうございます。
by mouse1948 (2007-12-06 11:54)
2kさん、SINさん、こんにちわ。
いつもお越し下さり、nice!をありがとうございます。
by mouse1948 (2007-12-06 13:00)
HALさん、たねさん、こんにちわ。
いつもお越し下さり、nice!をありがとうございます。
「チリ(その2)」をご期待くださいませ。
by mouse1948 (2007-12-06 14:21)
masakingさん、あっぷっぷ♪さん、こんにちわ。
いつもお越し下さり、nice!をありがとうございます。
by mouse1948 (2007-12-06 16:01)