詩集『冬の夜』から No.2 「冬の夜」、No.3 「あの星のように」(1967年7月22日編) [青春時代]
冬の夜
明日になれば
霧中に消えてゆく
道
やはり
人間にも
四季が
あるようです
そう
霧は
晴れるかもしれません
あの星のように
君の瞳下さい
そっと
ぼくのうらぶれた夜空を
照らしてみるんです
それから
君の泪を
そっと
僕の胸に汲み込んで
ちっちゃな
湖を作っちゃいます
清んだ
つめたい
みずうみなんですよ
ほら
こうしていると
なにもかも
凍りついてしまいそう
ひとつぶ
まんまるい
ぼくは
やっぱり
いてついた胸から
ころがっていった
【後記】
私の処女詩集『冬の夜』から抜粋して開示しております。
個々の詩の私からの解釈はいたしません。
心を開いて、感ずるままに読んでいただければ嬉しいです。
お越し頂きniceありがとうございました!
夏暑いこの時期ですが、冬の詩を聞くと涼しく寂しく
感じるのが不思議であります^^
by yamagatn (2008-07-31 09:30)
yamagatnさん、おはようございます。
ストレートな感想をありがとうございます。
by mouse1948 (2008-07-31 09:35)
涙が胸に湖を作る・・・表現力豊かですね。感服いたしました。僕も過去はそういった事もあったような、ないような~~~。
by ばん (2008-07-31 20:29)
ばんさん、初めまして、こんばんわ。
お越し下さり、nice!&コメントをありがとうございます。
拙い詩ですが、楽しんでいただけて嬉しいです。
by mouse1948 (2008-07-31 21:09)