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八幡のぼろ市 No.4  「日中の八幡宮と農具市」 [祭り・行事・イベント]

ソネブロ会員の皆様、こんばんは。

葛飾八幡宮の例大祭(毎年9月15~20日の6日間)に、八幡のぼろ市も同期間開催されます。
第4回の今日は、「日中の八幡宮と農具市」と題して、葛飾八幡宮の社殿や史跡・文化財、そして「農具市」を掲載いたします。
(’06年9月19日撮影)


(1)日中の八幡宮  19画像
1、鳥居





2、随神門(市川市指定有形文化財)








明治維新以前は、天台宗上野寛永寺の末寺、八幡山法漸寺の仁王門でしたが、神仏分離によって当宮の隋神門となりました。
両裾に位置する隋神(右大臣・左大臣)のある場所には仁王様がありましたが、
現在は行徳の徳願寺に遷されています。
木造単層切妻の構造を持ち、屋根は茅葺でしたが、現在は銅葺。
平成14年8月、塗替修復工事竣工。
(葛飾八幡宮のパンフレットから引用)


  
3、社殿の入り口





葛飾八幡宮の名称塔





4、本殿
  



御創建は平安朝の昔、寛永年間(889~898)宇多天皇の勅願により、
 下総の国総鎮守八幡宮として御鎮座、以来歴朝の御崇敬篤く、代々の国司・軍司をはじめ、国民の信仰深く、下総の国における葛飾文化、八幡信仰の中心となりました。
とりわけ平将門の奉幣、源由頼朝の社殿改築、太田道灌の社壇改築、徳川家康の御朱印地社領五十二石の寄進等その尊信は篤いものがありました。
また、御主神慶神天皇の御事蹟により、文教の租神、殖産興業、特に農業守護の神として近郊の信仰をあつめております。
(葛飾八幡宮のパンフレットから引用)



5、神楽殿





6、手水舎




7、千本公孫樹(国指定天然記念物)






多数の樹幹が寄り集まってまるで根元から1本の大樹が伸びているように見えるところから、
千本公孫樹の名で呼ばれてきた御神木です。


8、鐘楼





9、御神輿
(御神輿殿に3基あり、真ん中のこの神輿は、いわゆる千貫神輿くらいに大きい。)





10、例大祭の案内板

例大祭の案内



祭事の案内





(2)農具市   19画像
1、農具・木工品販売出店



















市に出店してから30年、売り言葉も巧みで楽しいおじさんでした。
そして思わずおじさんの四方山話に聞き入りました。
おじさんに写真を撮らせてください、と頼みますと、「おお、いいよ。じゃんじゃん撮ってもいいよ。その代わり帰りには手ぶらじゃ駄目だよ。」と言われました。
下から2番目の画像のヒノキの台が千円だったので買いました。
ヒノキの手作りでしっかりして丈夫、MDCDミニコンポの置き台にすべく早速このヒノキ台に乗せてみました。
こんな感じでとても安定しています。(^_^)





2、刃物類販売出店(間中刃物店)


 






こちらのお店は若い男性と女性が売主で、もうお祖父さんの時代からこの市に出店しているそうです。



3、木工品販売店(小瀬木工)
  杉の椅子、テーブル、臼等
 









お店の名刺をくれ、「撮った写真を送ってくれない?」と頼まれました。
名刺には「棒辨 小瀬木工」とありました。
棒辨、は屋号だそうで、お祖父さんの名前に由来するとのこと。
それにしても日光杉1本から削り出した椅子(25万円)は座って背筋が伸び、
とても気持ちが良かったです。


4、サンダル類販売店


市に出店してから50年も経つそうで、売主は80歳といっておりました。
おじいさん曰く、「俺が品物を売っているんじゃない。お客様がうちの履物は長持ちする、って買いに来てくれるんだ。」
良いものなら黙っても売れる、含蓄と年季のある話でした。


農具類等販売の全ての売主さんには、事前に撮影許可を頂いております。
なお撮影はしませんでしたが、植木市も同時開催されています。
今年のぼろ市も今日で終わりです。
ぼろ市、の名の言われは市(いち)のおじさんや買い物のおばあさんのお話では、
大昔は、古着や使い古したものなどをもってきて物々交換したのが始まり、とのことでした。
しかしいまや農具等の販売する店は4店のみ、10年位前までは「お皿売り屋」もあって、たたき売りのような口上で、お皿を売っていたのを思い出します。
第3回で掲載した夜店ばかりでその数も以前からはかなり少なく、「八幡のぼろ市」も寂しくなったものです。

4回にわたりご覧くださりありがとうございました。
このNo.4にて「八幡のぼろ市」の完結となります。


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コメント 4

nyan

mouse1948さん、こんばんは^^
お散歩気分を味わえました!
by nyan (2006-09-21 01:42) 

おはようございます^^
葛飾八幡様ってやはり葛飾区にあるのですか?
淋しくなったと仰っていますが、結構賑わっているように見えますけれど・・・
昔はもっと凄かったのかしら~。
色々伝統的な行事っていろんな所に残っているものですね~。
by (2006-09-21 08:59) 

みつなり

最後のほうにある木彫りのイスが素晴らしいです。
これは1本の木からくり貫いたものなのでしょうか。
by みつなり (2006-09-21 12:25) 

mouse1948

nyanさん、ぼろ市を見て回っているご気分になって頂ければ幸いです。



mimimomoさん、こんにちわ。
葛飾八幡宮、といっても葛飾区ではなく、千葉県市川市に鎮座しております。
また昔は夜店の屋台を含め、隙間無くびっしりお店が並んでいました。
そうなんです、昔は(今も有名ですが)もっともっと凄かったのです。



みつなりさん、こんにちわ。
はい、日光杉1本から作ったものです。
ですから一点ものですね。25万円です。



mamiさん、いつもお越しくださり感謝です。
by mouse1948 (2006-09-21 13:54) 

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